振袖美人の基本は、その振る舞いにあります。ちょっとした立ち居振る舞いや仕草の中に、しとやかさを印象づけることができれば合格です。さぁ、和装ならではのエレガンスをマスターしましょう。
STUDY1 椅子の座り方椅子に座るときは、まず振袖のたもとを体の前で重ねて、左手で持ちます。次に、開いた右手で上前を少しだけ引き上げて腰をかけます。ここで姿勢を正しますが、帯をつぶさないように浅めに座るのがポイント。これなら、立ち上がるときもスムーズです。姿勢が決まったら、最後にたもとを膝の上に重ねましょう。 |
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STUDY2 テーブルマナーパーティーや謝恩会などでは、振袖姿で食事やお茶などをいただくことが少なくありません。この時、特に気を付けたいことは、たもとの行方。まず、左手で右の袖口を持ち、次にお茶碗やグラスを持ちます。そのまま左手はたもとを押さえるか、またグラスの底に添えましょう。口紅がつくことも考え、懐紙を忘れないように。 |
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STUDY3 階段の昇り降り階段では、裾を踏んだり、たもとを引きずらないように注意しましょう。昇り降りのときは、左右両方のたもとを合わせて左手で持ち、右手は上前を引き上げます。少し体は斜めにして、一段ずつゆっくり昇りましょう。降りるときも同じです。つま先から進めるようにすると不安感がなく、きれいに見えます。 |
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STUDY4 車の乗り降り車の乗り降りには、たもとを合わせておくことが不可欠です。重ねたたもとは片手に持ち、一方の手で上前を思いっきり引き上げます。階段の昇り降りと同じ要領です。つぎに、タクシーに乗りますが、必ずお尻、頭、足の順に。腰やお尻が残らないように気をつけてください。降りるときは足からが基本です。 |
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